ソイという魚
北海道ではアイナメと並ぶ人気ターゲット、ソイ。
夜行性のイメージが強いですが、日中でも狙うことができます。
一般的には「適水温10〜20℃」と紹介されることが多いですが、私の実体験では「7〜22℃」くらいまでは釣果が期待できます。
漁港で釣れるソイの代表格は、
- クロソイ
- シマソイ
- 少し珍しいマゾイ(キツネメバル)
- とても珍しいハチガラ(オウゴンムラソイ)

クロソイ 英語でBlack rockfish ロックフィッシュとはこの魚!

シマソイ 黄色い魚体に三本の縞があるのが特徴です。

マゾイ(キツネメバル) 小型でも滅多に釣れないレアな魚。クロソイに似ているが鰭が青い。

ハチガラ(オウゴンムラソイ) 私も数えるほどしか釣ったことがありません。筋肉質で引きが強い。
この中でもメインターゲットはクロソイとシマソイ。
岩礁帯やテトラの隙間に潜むほか、中層まで上がって堤防際を回遊する個体もいるため、スイミングアクションで狙う釣りも効果的です。
季節ごとの狙い方(シーズンパターン)
春
- 産卵期で浅場に「ビッグママ」と呼ばれる大型が接岸。
- 抱卵個体は釣れた場合、優しく速やかにリリースが大切です。
- 狙うのは、産卵後に体力回復のため捕食する個体。
- カロリーを必要として捕食する為、甲殻類系のルアーが効果的。
夏
- 海水温の上昇で活性が低下。
- 狙い目はテトラの隙間や堤防の際。堤防とテトラの隙間は足場の安全性が高く良く釣れます。
- ルアーなら甲殻類・多毛類系。
- 餌釣りなら魚の切り身やイカの短冊もおすすめ。
秋
- ソイにとって過ごしやすく、活性が高まるシーズン。
- 中層を回遊する小魚を意識してのアプローチが楽しく、
クランクベイトやスプーン、シャッド系ルアーも有効。 - 個人的には、秋がソイ釣りのベストシーズンだと思います。
冬
- 適水温から外れ、低活性になります。
- 岩陰に潜み、落ちてきた餌だけを口にします。
- 有効なのは小型の多毛類系ルアー(イソメ系)。(動き回らないので、低カロリーの餌を好む。)
- 厳寒期でも意外と釣れる魚で、ソイが釣れると達成感が味わえます。
ソイ釣りの魅力
ソイは餌釣りでも狙えますが、ルアーへの反応の幅が広い魚です。
普段あまり使わないルアーを試すきっかけにもなり、「思わぬ発見」があるのが魅力。
同じ漁港でも、シーズンごとに攻め方を変えるだけで釣果がガラッと変わります。
試行錯誤の中で釣れた一尾は、本当に嬉しいものですよ。
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